元ソフトバンクの加治屋蓮投手(29)と元中日の鈴木翔太投手(25)が15日、兵庫・西宮市内の阪神球団事務所で入団会見を行った。加治屋は背番号「54」で年俸2000万円、育成契約の鈴木は背番号「123」で年俸500万円に決まった。

加治屋は18年にセットアッパーとしてリーグ最多の72試合に登板。150キロ超の直球とフォークを武器にフル回転した。「僕は1軍での登板は全部中継ぎでの登板だった。中継ぎの穴を埋めるというか、そこに加わっていくことが自分自身一番いいことだと思う。チームの戦力となれるように頑張りたいと思います」と勝利の方程式入りへ意気込んだ。

育成契約の鈴木は18年に右手血行障がいの手術。19、20年は1軍登板がなかった。「まずは支配下登録。1軍のマウンドで投げることと1年間けがなく投げられるように頑張りたいと思います」と力を込めた。静岡・聖隷クリストファー高出身で、同じ静岡・常葉学園橘高出身の高橋遥人投手とは高校時代のライバル。「(高橋は)テレビを見てても高校時代とは全く違う。同級生で同じ静岡なので、やっぱり負けたくないという気持ちはあります」と、左腕に刺激を受けていた。