阪神青柳晃洋投手(27)が15日、今季初の対外試合となる2月9日の日本ハムとの練習試合(宜野座)での登板を望んだ。

2年連続規定投球回を投げて実績を積んでも、先発ローテーションを奪い取る思いは不変。オンライン取材に「(初戦に)投げたいというか、投げなきゃいけないというのが強い。まだ確約できるポジションでもない。先発候補も多い。勝ち取っていくにはキャンプ序盤から投げていかないといけない」と意欲を燃やした。先発復帰する藤浪や新外国人のアルカンタラ、チェンとライバルが多いことも青柳の闘争心に火を付けている。

コロナ禍でのキャンプだが、宿舎では今年も読書の時間を増やす。昨年は矢野監督から薦められた小説「運転者」「手紙屋」(ともに喜多川泰著)を読破。「野球に全く関係ない本。物語自体も面白いですし、その中に気付かされることもあった。監督もそういうのを思って紹介してくれたのかなと思います」。数冊読む予定で、これから本を選定する。この日はサンテレビ「熱血! タイガース党」にリモート出演した。【石橋隆雄】