広島中村奨成捕手(21)が23日、大野練習場での自主トレに合流し、巨人小林への弟子入りで大きな収穫を得たことを明かした。

5日から19日まで、広陵(広島)の先輩で17年のWBC日本代表、ゴールデングラブ賞受賞経験もある名捕手との合同自主トレに参加。1日約6時間、完全オフがわずか1日のみの野球漬けで、キャッチングからスローイング、ブロッキング、捕手に求められる技術はすべてが一連の動きであることを再認識した。

中村奨 1個1個教えてもらいましたが、全部が同じ動きにつながる。どれかをおろそかにするのもダメ。その(考えの)方が全部うまくいきそうなイメージは湧いた。

昨季は打力で一定の成長を示し、1軍デビューも果たした。だが出場4試合はすべて代打。捕手としての出場機会は与えられなかった。

中村奨 もちろん守りたかったです。代打4打席で結果を残せなかったのは力不足でもある。今年はやっぱり出場機会も与えて頂けるように。それもキャンプからのアピールだと思うのでしっかりやっていきたい。

今年も昨年に続く1軍キャンプスタート。昨春は2次キャンプ序盤に2軍降格となった。今季は1軍キャンプを完走し、開幕1軍入りを目指す。【前原淳】