侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)が3日、沖縄で約1年ぶりとなる球団視察を開始した。

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新星も東京五輪の戦力構想に加える。稲葉監督は、最初に視察した日本ハムで、ドラフト1位伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が1次ロースター約180人の候補に入っていると明言。映像を見て「1つ1つのボールがいい。強さもあるし、完成度の高い投手。特にマウンドでの気持ちの強さ。僕は野手だったので守っていて感じる。チームにいい影響をもたらす」と評した。代表で救援陣はやや薄いが、伊藤はチームで守護神候補となる。ルーキーだがマークを続ける。

楽天1位の早川隆久投手(22=早大)も代表候補だ。「石井監督も投球を見てあらためていいよと推しをいただいた。球速より手元の伸びがすごくあると。左投手がジャパンは少し少ないので、ああいう投手がポッと出てくるのはとてもいいこと」。現体制で、未招集のルーキーが五輪で戦う可能性は高くはない。一方で日本ハムの未来の大砲、清宮、野村も候補に挙げた。門を開いて才能を待つ。