阪神が初の海外キャンプに出発。米大リーグのデトロイト・タイガースに招かれ、米フロリダ州レークランドのタイガータウンでのキャンプに参加した。この日、藤本監督ら一行30人が、家族ら数百人の見送りを受け、羽田空港を出発した。

出発前、並木輝男外野手が「なんだかわからないけど、やっぱりよく寝られなかった」といえば、村山実投手は「3A、2Aクラスの選手たちがどれだけの力を持っているのか興味がある」と話すなど、初体験を前に期待感いっぱい。藤本勝巳内野手の婚約者で歌手の島倉千代子さんも見送りに来ていた。

藤本監督は「大リーグのキャンプから直接身につくものはなかったとしても、彼らのキャンプ、練習ぶりを見たり、自分自身で体験すれば、必ずプラスになるものが出てくるはず」と話した。約2週間キャンプを張り、途中ハワイに寄って3月1日に帰国した。