マサタカ改革第1弾! オリックスが、本拠地・京セラドーム大阪内の仮眠室設置に向け、球場側との折衝を開始したことが1日、分かった。今季から就任した吉田正尚選手会長(27)が企画し、今年1月の契約更改交渉の席でも球団に設置希望を伝えていた。

新選手会長の訴えが、早くも球団を動かした。球団関係者は「今、ドーム側と話し合っています。開幕に向けて準備、協議を進めています」。京セラドーム大阪内の使用可能な部屋をピックアップし、最適な部屋を決めた上で、何台のベッドを置くのか、仮眠に適した室温を検討して何度に設定するのかなど、すでに具体的な内容を話し合っている段階だ。

“肝いり”企画だ。前任の若月が選手会長職を吉田正に禅譲した際に「意気に感じておられました。ドームに仮眠室をつくるとか、張り切っておられましたよ」と明かしていたように吉田正は就任直後からチーム内に公約。球団の「選手にとっていい環境を整えたい」という思いと合致し、実現へと向かっている。

空き時間に仮眠で体を休め、万全の体調で試合へ向かう。メジャーリーグのロッカールームを思わせる設備を整え「シエスタ効果」に期待。短時間の睡眠は脳の活性化、集中力アップにつながるといわれる。新選手会長の下、オリックスは体力、気力ともに充実した軍団に生まれ変わる。

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