新規社会人野球チームの茨城日産が、対外試合初戦を迎えた。

相手は、同じ水戸のディーラー会社が母体の茨城トヨペット。球場正面には、日産車GT-Rとトヨタ車スープラが並び、対決色を盛り上げた。

茨城日産・渡辺等監督は「同じ水戸のチーム同士、盛り上げていきたいです」と決意表明。茨城トヨペット・野口裕貴監督も「同じ気持ちです。日産さんも、うちも、同じディーラー。仕事をしながらプレーしている。社会人野球に新しい風を吹かせられたら」と話した。

茨城日産は水戸を本拠地とする社会人野球チームで、今年2月に日本野球連盟(JABA)への加盟が正式承認された。4月入社の新社会人を中心にチームを結成。母体は、茨城で自動車販売などを行っている茨城日産で、日産本社とは別資本。ただ、名門の日産自動車は10年から休部が続く。同じ「日産」の社会人チームが誕生したことで、日産本社野球部の活動再開へ機運が高まるのでは、と期待する声は多い。