西武がまさかの展開から、サヨナラ負けを喫した。
3点リードで迎えた9回。2死一、二塁の場面で抑えの増田達至投手が打者・ジョーンズを打ち取ったはずだった。しかし、捕球した三塁・佐藤龍世内野手が二塁に送球。フォースアウト判定も、オリックスベンチのリクエストによりくつがえり満塁とされると、その勢いのまま同点、サヨナラ負けと連打を浴びた。致命的な判断ミスからつかみかけた白星を取りこぼし、これで引き分けはさんで4連敗。
まさかの敗戦に、試合直後の辻発彦監督は声を絞り出しながら話した。
◇ ◇ ◇
-最後まさかの展開
そうだね、まさかだね、こういうこともあるんだね。
-佐藤の送球判断
辻監督 もちろんそういうところが守備固めに出て(2死一、二塁で)一塁走者がリード大きくとられて足があるやつで、バッターはジョーンズで、なんで向こうに投げたのか。まだまだそういうところが、状況判断がもうひとつできていないということだと思うんだけど。
-増田も打たれた
辻監督 本人もこの間、真っすぐのスピードがいろいろあってちょっと不安だったかもわからんけど、3点差でここでね、吹っ切れてくれればと思ったけど。やっぱもう1つちょっと前回(18日ソフトバンク戦に救援失敗)のことあったのか、いきなり打たれたからね。まあちょっと今、言葉がみつかんないね。こういうこともあるんだからね。
-愛斗が3点適時打
辻監督 んー。それまでにあれだけのチャンスがあって、点が取れなかったのがこうなったんだろうね。だから、もっと早いうちにチャンスがあったときに、しっかりとこう。まだまだ若い選手たちが経験ないけども、待ち球とかね、そういう点の取り方をもっと経験積んで勉強していかないとなって思うけどね。
-伊藤は先発で
辻監督 やっぱり、先発と中継ぎと違うのかな。ビハインドに投げる球と先発と勝手が違うんだろうけど、まあよく頑張ったと思うけどね。
-次回は中継ぎに
辻監督 次回まだわからん。どうだったっけ。それだけの人がいないからね。今の負けで頭の中いっぱい。
-中継ぎ陣宮川、松本も打たれた
辻監督 そりゃあ0点に抑えてもらいたいけど、必死で投げた中でのあれだから。そこで信頼してこっちが使っているわけだから、こっちの責任であるけど。やっぱり乗り越えなきゃいけない壁だから。みんな。
-スパンジェンバーグは
辻監督 スパンジーは明日(1軍に)あげます。