高卒5年目の日本ハム郡拓也捕手(22)が、自らのバットで23歳の誕生日を前祝いした。3回1死一、三塁の絶好機に、オリックス先発山崎福の123キロチェンジアップを左前へ。本拠地初打点となる先制&決勝適時打に「先輩方がなんとかしてつないでくれたので、なんとしても先制点を取りたいと思って執念で打ちました」と、チームを今季本拠地初勝利に導く一打を喜んだ。

10日の1軍昇格以来、着実に結果を積み重ねている。11日オリックス戦でプロ初打点を記録。その後も16日の楽天戦から出場3試合連続で安打を放つなど、打率3割4分8厘と絶好調。栗山監督も「思い切って躍動してくれたらいいし、気持ちがいいし、郡らしいヒットだった」と絶賛した。

捕手登録ながらユーテリィティプレーヤーとしても期待されている。今季のスタメン5試合はすべて三塁で出場。この日も三遊間を抜けそうな当たりを好捕してアウトにするなど、守備での器用さも兼ね備えている。

25日が誕生日。ヒーローインタビューでは「うれしいです。22歳最後の日はいい終わり方かな。23歳、明日また頑張ります」と笑った。初のお立ち台が、最高の前祝いになった。【山崎純一】

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