ロッテにヒヤリとする場面があった。

7回1死三塁。井上が三塁へのゴロを打つと、三塁走者の和田康士朗外野手(22)が「ゴロゴー」で果敢に本塁を狙った。和田はタッチをかいくぐりながらヘッドスライディングをするも、バランスが崩れ、前頭部が地面についてしまう形になった。

判定はアウトとなったが、わずかな距離とはいえ頭で滑る形になってしまった和田は、しばらく頭から目にかかる場所を抑えて立ち上がれない。ようやくチームメートらに支えられ、ベンチへ戻った。

状態が心配されたが、試合後に井口資仁監督(46)は「全然大丈夫です。顔をすったみたいですけど」と大事に至らずに済んだことを説明した。