午前中から雨が降りやまず、天候不良のため、阪神は早くも今季5度目の試合中止となった。室内練習場で選手たちの動きを見守った阪神井上一樹ヘッドコーチ(49)は、背中の張りのため2軍で調整中の大山悠輔内野手(26)の復帰について「(矢野)監督とも話はしているが、メドとしては交流戦から」と、改めてセパ交流戦が始まる25日ロッテ戦(甲子園)からを考えていることを明かした。

大山は実戦復帰する予定だった16日の2軍広島戦(甲子園)、19日の2軍プロアマ交流戦のマツゲン箕島戦(鳴尾浜)がいずれも雨天中止となっており、21日からの2軍中日3連戦(鳴尾浜)で、実戦の動きを確認してからとなりそうだ。

現在、大山の4番・三塁の穴はドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が埋めている。4番での11試合は打率2割8分6厘(42打数12安打)、2本塁打、12打点と奮闘。三塁守備でも無失策を続けている。

井上ヘッドは「監督がどうするかは判断する」としながら「オレは基本的には4番は大山悠輔だというふうに思っている」と、個人的には4番は大山に任せたい考えだ。