広島は23日、九里亜蓮投手(29)が新型コロナウイルスを調査するPCR検査で、新たに陽性判定を受けたことを発表した。これでチーム内での陽性者は12人となり、投手では初めて。この日1軍の監督、コーチ、選手、球団スタッフの計82人にPCR検査を実施し、81人が陰性だった。球団によると、九里は無症状で体調に異常はなく、管轄保健所の指示により自宅で療養している。

カープを襲うウイルスの猛威が止まらない。17日に菊池涼ら3人、20日には鈴木誠、長野ら7人、21日は倉バッテリーコーチの陽性が明らかとなり、22日に森下と高橋昂が濃厚接触者と判定。23日には「特例2021」に基づき両投手が出場選手登録を抹消された。選手では11人が戦線離脱を余儀なくされる状況だが、現時点では25日から西武との交流戦(マツダスタジアム)が予定されており、開催可否については24日の12球団臨時代表者会議で最終判断が下される方向だ。

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