侍ジャパンに内定している巨人菅野智之投手(31)が2日、今季4度目の出場選手登録を抹消された。前日の1日広島戦(東京ドーム)では、2回1/3で2本塁打を含め6安打4失点、32球で降板。侍ジャパンの建山投手コーチが見守る中で不安の残る結果となっていた。

同戦後に原監督は、「本来の姿にはまだまだ遠いと思いますね。話をしていませんので、少しやっぱり話をする必要はあるなと思ってます」とコメント。宮本投手チーフコーチも「すべての状態が(菅野)トモらしくないですよね。もう1度やっぱり、体のメカニックを整えないと。僕の中では次の登板は難しいのかな、というのはあります」と話し、今季4度目の登録抹消を示唆していた。

この日は川崎市のジャイアンツ球場で行われた故障班の調整に合流した。室内練習場でウオーミングアップ、トレーナーと40メートルほどの距離でキャッチボール。30分ほどでクラブハウスへと引き揚げていった。

★今季の菅野のここまで

◆3月30日 足の違和感で出場選手登録抹消。4日前のDeNAとの開幕戦では6回3失点。最短10日となる4月9日広島戦で復帰し、7回2失点。

◆5月8日 右肘の違和感で2度目の登録抹消。前日7日のヤクルト戦で4回で緊急降板。1カ月後の6月6日の日本ハム戦で復帰し、5回2失点。

◆6月16日 再調整で3度目の登録抹消。3日前の13日ロッテ戦で2回2/3を4失点でKO。

◆7月2日 登録抹消。前回登板から中17日で前日1日に復帰するも、2回1/3で2本塁打を含め6安打4失点、32球で降板。