中日又吉克樹投手(31)が球宴「広報」役に前向きな姿勢を見せた。監督推薦で4年ぶり2度目の出場が決定。今季はここまで37試合に登板、0勝1敗、8セーブ、15ホールド、防御率1・02の成績を残し、セットアッパー、守護神とフル回転するが、球宴ではもう1つの顔でも活躍を誓った。

「どっちかというとそっちで呼ばれたんじゃないかと思います。今年(の球宴)はメディアが絞られてるみたいなので、ファンの方が1人でも楽しんでもらえるように、野球以外の時間に撮れるようにしたい。少しでもファンのために何かできることがあればお手伝いしたい」

普段から中日ナインのベンチ裏表情などをSNSで発信してきた「又吉広報」は、球宴でもマウンドだけでなくベンチ裏を「リポート」する予定だ。

本業でも情報収集に力を入れる。「中継ぎで抑え任されてたり、セットアッパー任されてる選手が出てる。ブルペンで過ごす時間が長いので、いろんな選手に話しかけて、自分の引き出しになるものを手にして帰ってきたい」。同学年のDeNA三嶋らを中心に、調整法などを取材、後半戦への糧にする。

マイナビオールスターゲーム2021には中日から選手間投票で選出された柳、ビシエドと、この日監督推薦で発表された大島、又吉、木下拓の5選手が出場する。

 

▽木下拓(球宴初出場)「『まさか』という気持ちなんで驚いています。何とか目立つことができたらいい。塁に出ても仕方ないので、ホームランを打ちたい。DeNAの三嶋さんが選ばれてる。法大の1個上の先輩で、バッテリーも組んでました。機会があれば一緒にバッテリーが組みたいです」