阪神及川雅貴投手(20)が9回を3人で抑え、劇的勝利を呼び込んだ。

9回のDeNA山下を二ゴロ、伊藤光は遊直、関根は空振り三振と、3者凡退に封じた。「結果として流れをつくれたのかな」とサヨナラ勝ちを呼び込む快投に頬を緩めた。

前回対戦の26日DeNA戦では桑原に逆転2ランを浴び、敗戦投手となった。「あの試合で改めてプロの洗礼というか。ボール1個分甘いだけでもああやってホームランを打たれた」と1軍のレベルの高さを痛感。その翌日には矢野監督と話し合い、及川も「1球の大切さについて改めて感じた」と反省。その敗戦を糧に「そこから少しは自分が成長できた」と、大逆転の立役者は今季2勝目を手に入れた。堂々とした投げっぷりが持ち味の若き左腕が、虎のブルペンに新風を吹かせた。

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