背番号「43」の出世頭と言えば、現在、パ首位のオリックスで先発の一角を担う増井浩俊だ。09年ドラフト5位で東芝から日本ハムに入団。150キロを超える直球と落差の大きなフォークボールで1年目から先発枠に食い込み、翌11年には中継ぎに転向した。この年、補充選手としてではあったが、球宴にも出場。防御率1点台で34HPとシーズンを通してブルペンを支え、飛躍の年になった。

最も長い7年間、背負ったのが、20年限りで現役を引退した白村明弘だ。慶大から投手で入団した右腕だが、プロ入り6年目の19年に打撃センスを買われて外野手に転向。投手としては2年目に中継ぎで50試合に登板も、野手としては1試合の出場に終わった。

他に13、14年に2軍監督を務め、現在アマスカウトを務める西俊児、JR北海道から入団し14年から2軍マネジャーを務める星野八千穂がおり、引退後も縁の下でチームを支える。