金メダル侍の楽天浅村栄斗内野手(30)が“金銀メダリスト右腕”を打ち崩す。後半戦本拠地初カードとなる17日からの2連戦でソフトバンクを迎える。

相手先発は17日が東京五輪米国代表で銀メダリストのマルティネス、18日は侍ジャパンでともに金メダリストの千賀だ。浅村は東京五輪で全試合に5番でスタメン出場。打線の中軸を担った。「普段通りです。特に意識はないです」としながら「2人ともいいピッチャーなので、いい勝負ができて、チームが勝てるように頑張ります」と力を込める。

マルティネスとは通算22打数9安打、打率4割9厘、3本塁打、7打点と相性がいい。右腕が先発した東京五輪決勝では2度対戦し1打数無安打だったが、4回1死一、二塁で四球を選び、つなぎ役に徹した。千賀には同通算打率2割3分3厘と封じられているが、今季は未対戦。ソフトバンク戦では今季打率3割5分7厘と結果を出しているだけに、負のデータも振り払いたい。チームは首位オリックスを1・5ゲーム差で追う2位につける。ただ、13年以降8年間勝ち越しがない4位ソフトバンクからも2ゲーム差で追われる。キラキラと輝く天敵を、イヌワシの主砲がバットで打ち倒す。