「竜のフラミンゴ」中日渡辺勝外野手(27)が東京ドームでの初アーチを放った。

2-0の2回2死一、二塁。巨人先発メルセデスのフルカウントからの144キロストレートを独特の一本足打法で振り抜き、右越えにきれいな弧を描いて突き刺した。

「チャンスだったので、何とかランナーをかえしたいと思い打席に入りました。最高の結果になりました」。8月17日広島戦(バンテリンドーム)でのプロ1号に続く2本目に笑顔でベンチに戻った。

王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)を育てた荒川博氏(故人)が主催する「荒川道場」で、中学時代に1本足打法を直接伝授された最後のプロ野球選手として知られる。15年育成ドラフト6位で中日に入団した6年目の苦労人が、得点力不足に悩む竜打線で存在感を見せ始めた。

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