阪神伊藤将司投手(25)が6回5安打1失点と粘投したが、援護なく7敗目を喫した。「前回低めを、変化球をうまく打たれていたんで、今回は攻める気持ちで投げることができたんじゃないかなと思います」。初回に4番村上に先制適時打を浴びたが、2回から3イニング連続3者凡退に抑えるなど、追加点は許さなかった。

前回8日のヤクルト戦(甲子園)では5回7安打3失点。1点を追う3回に山田にソロ本塁打を浴び粘りきれなかったが、この日はその山田を3打数無安打。悔しさを糧にした。矢野監督は「中盤以降はよう粘ってくれたから、こういう試合になった。いろいろ研究されてきている中で、粘れたのも収穫やと思う」と評価。球団新人では13年藤浪以来となるセ5球団勝利は、次回こそつかみ取る。