ロッテ育成ドラフト3位の立花学園(神奈川)・永島田輝斗投手(17)が20日、神奈川・松田町の同校で榎チーフスカウト、担当の中川スカウトから指名あいさつを受けた。

本格的な投手歴が1年半ながら最速150キロを誇る右腕で、本人も「小さい頃からずっと夢でした。1軍で活躍できるように、練習を頑張るのみだと思っています」と入団へ前向きな姿勢を示した。

全国的にもかなり珍しい永島田(ながしまだ)の名字に、名前も輝斗と書いて「きらと」と読む。3人兄弟で兄は悠斗さん、弟は空斗(あおと)さんと、いずれも「斗」がつく。父雄治さんと母良子さんは顔を見合わせながら「輝、という字を使いたくて。私たちとしてはテル、よりキラかなと思って」と明かす。

チームメートら周囲からは「ナガシー」と呼ばれる。中学時代までは「キラちゃん」も多かったという。本人は「ナガシーの方が…」と言いつつも「ファンの皆さんに呼ばれるのであれば、どちらでもうれしいので」と笑顔を見せた。

印象的な名前だけではなく、ポテンシャルも高い。新人ながら今季イースタン・リーグで最多セーブの小沼健太投手(23=BC・茨城)を担当した中川スカウトは、永島田についても「もちろん競争にはなるけれど、持っているものを出せれば、1年目から2軍で先発ローテで投げられる投手だと思っています」と高く評価。キラッと光る投手を目指す。【金子真仁】