8勝15敗2分けと優勝したオリックスに大きく負け越した西武辻発彦監督(63)は、敗因に山本、宮城の両腕を挙げた。2人だけで11敗。この数字に「あまり言いたくないけど、日程的なこともあってずっと山本がうちに当たる日程になって。15敗のうち11敗を2人にしているわけだから。そこはやっぱり一番の原因」と語った。特に左腕・宮城には6戦全敗。山本には5敗も、リーグ唯一2勝しているのは、西武の意地だった。

打線にも苦しめられ、被本塁打は最多26本浴びた。「打線も吉田が安定していたしね。何より、福田が1番に座ってから一番安定したのかなと思うけどね。福田と宗の1、2番が固定されて、打線として非常にすごみが出た気がする。もちろん、他のバッターも素晴らしい。杉本もね、あれだけ打率、打点、ホームラン、T-岡田にもいいところで打たれたし。本当にいいところで打たれたという感じだね」と脱帽した。