西武外崎修汰内野手(28)が“細かすぎる修正”で本来の姿を取り戻す。

この秋季練習は打撃フォームを固めることがテーマ。上本達之2軍打撃コーチから熱心に指導を受けた。左肩が開かないようにする意識を強めている。「細かすぎて、自分でも分からないぐらい部分」の感覚のずれを確認してもらい、その修正に時間を割く。午前も午後もバットを振り込んだ。「今までは理論とかではなく、勘というか、本能というか、そういう感じでやってきてしまっていた。新たなアドバイスを受け、理論的な考え方を教えていただき、勉強になっている」と話した。今まであまり意識をしていなかった理論にも基づき、微調整を施す。

今季は左腓骨(ひこつ)の骨折の影響もあって、打率2割2分0厘だった。73試合で本塁打も5本。「すごい情けない数字で終わってしまった。悔しいシーズンだった」。不振に陥った時、明確な修正ポイントを見つけきれず、負の連鎖で打撃が崩れたという。2年前のシーズンでは26本塁打を放った。実りの秋とし、輝きを取り戻す来シーズンとする。