ロッテ吉井理人1軍投手コーチ(56)が来季は投手部門を統括するポストに就くことが6日、分かった。

今季でロッテ3年目となった同コーチは、3連投を基本的にNGとするなどリリーフ陣の運用を徹底し、シーズンを通して戦える環境を構築。また、球団も交えてのプログラムの下、高校時代に最速163キロをマークした佐々木朗希投手(20)の育成にも深く携わり、今季のデビューにつなげた。より多角的に投手陣強化を推進していく。

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1軍投手コーチは、新たに社会人野球ホンダから入閣する木村龍治氏(51)がチーフ格となる。今季は2軍担当だった小野晋吾投手コーチ(46)も1軍担当になる見込み。野手部門では森脇浩司野手総合兼内野守備コーチ(61)が1軍ヘッドコーチに、福浦和也2軍ヘッド兼打撃コーチ(45)が1軍打撃コーチに就任することが有力となっている。小野コーチと福浦コーチは11月の1軍秋季練習でも臨時で指導に加わった。

来季は就任5年目となる井口資仁監督(46)は、秋季練習終了時に「僕の中で1、2軍は一緒だと思っているので。コーチもいろいろ春(のキャンプで)もシャッフルしながらやっていきたい」とコメント。首脳陣一丸での指導、育成を行う方針をあらためて示している。