2年間温めながらも、披露できなかった「獅子男」パフォーマンスを今季こそ-。

西武山田遥楓内野手(25)が26日、埼玉・所沢の球団施設で自主トレ後にオンラインで取材対応し、まさかのエピソードトークを披露した。「(やると)決めて以降、ホームラン打っていないんですよね。(今季は)やりたいですね」と明かした。

ダイヤモンドを一周し、ベンチの前に戻ってくる。そして叫ぶ。

「獅子男!」。

右拳は力強く下から突き上げる。そう元ネタはソフトバンク松田の「熱男」。そのアレンジだ。尊敬する松田には自主トレで弟子入りをしており、もちろん公認を受けている。実は「2年前」にはできていたそうだが、過去3シーズンは0本塁打(通算1本)。ちなみに、18年9月19日の日本ハム戦でプロ初安打となる初本塁打を放った際には「熱男」パフォーマンスをまねてもいた。

昨季は98試合出場で、打率1割9分7厘。目標とする二塁のレギュラー奪取のためにも、打撃の向上は欠かせない。「スイングが速くなったり、ボールが長く見られるかな」。昨季より1センチ短い85センチ、20グラム軽い870グラムのバットも試し、バッティングを模索する。

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