開幕ローテ当確へ。広島床田寛樹投手(26)が19日の巨人との練習試合に先発する。

広島の開幕ローテーションは大瀬良、森下、九里は確定しており、4番手以降は「競争」となっている。ただ、昨年後半戦だけで4勝の床田はローテ争いをリードし、4番手と期待される存在。それでも本人は「アピールしないといけない立場。しっかりと結果を残さないといけない」と危機感を口にする。

昨年の前半戦1勝に終わったスロースターター脱却を目指し、今春はペースを上げて調整を続ける。8日の実戦形式でのシート打撃では打者11人に2安打5三振。最速146キロの直球と変化球をきっちり両サイドに投げ分ける投球に、佐々岡監督も「力、制球がすごく良かった。真っすぐも変化球も、抜け球も曲がり球も、しっかりと内、外に投げ分けられていた」と高評価。初実戦となった12日紅白戦では2回を1安打無失点。ここまで順調な仕上がりで首脳陣を納得させている。

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初の対外試合に向けて「まずは内容と結果を第一に。その中で自分のやりたいことをやれるように。点を取られそうになったら抑えに行きますが、余裕があるときに試したいことは試したい。結果を求めながら、やりたいことができるようにしたいです」と意気込む。紅白戦に続く好結果で、開幕ローテ入りをグッとたぐり寄せたいところだ。