西武鈴木将平外野手が、自身初の開幕スタメンへアピール弾を打ち上げた。先頭で迎えた3回、ロッテ二木の直球を右翼席へ。会心の打球に「完璧だったと思います。芯に当たれば飛ぶと思われればいいな」。20年7月にプロ1号を放った思い出のZOZOマリンで、今季もオープン戦1号を刻んだ。

【ニッカン式スコア】ロッテー西武 詳細スコア

5回には中前打を放ち、3試合連続のマルチ安打を記録。オープン戦打率4割で4戦連続の1番起用に応えている。昨年までは振り負けないようにと腕に力を入れて打っていた。昨秋以降、「軸足のおしりの方に体重がしっかり乗るように」と下半身主導を心掛けてから球がよく見えるようになった。体重も8キロ増やしたことで「そんなに振り回さなくても負けない自信がついた」という。

昨季チームは1番打者に11人を置いたが固定できなかった。「このまま調子を崩さず、自分のスイングができたら(開幕戦に)出られるかなと思っています」。頭ひとつ、抜けている。【鎌田良美】