ロッテ佐々木朗希投手(20)の歴史的快投による“狂騒曲”が終わった。海外からも注目された17イニング連続パーフェクト、打者52人連続アウトは、プレーボール直後にオリックスの1番福田周平外野手(29)に安打され途絶えた。際どい判定もありプロ入り後自己最多の5四死球を出したが、5回2失点でしのぎ今季3勝目。試合終了時点では次回先発日は未定。この日の学びを次なる進化につなげる。

佐々木朗が白井球審に詰め寄られる場面があった。2回2死一塁で安達を2球で追い込んでからの3球目はボール判定。一走の杉本には二盗を許した。佐々木朗が二塁方向から本塁方向へ向き直った直後、白井球審がマスクを取り、硬い表情で詰め寄りながら言葉をかけた。捕手の松川は制止しようと間に入った。試合後、白井球審は「別に話すようなことはないんで」とノーコメント。井口監督は「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然判定に対しては何も我々は言ってはいけない」。判定に対する佐々木朗の表情についてか問われると「しょうがないんじゃないですか。本人がストライクと思うところをボールと言われているので。そこは審判は流すところ」と話した。