広島は“魔の8回”に勝ち越しを許した。2-2の同点に追いついた直後だった。

2番手中崎は先頭阿部から2連続安打を浴びると、1死二、三塁とピンチを広げて降板。代わった塹江も流れを止められず、1死満塁から加藤翔の勝ち越し打と犠飛で2点を失った。佐々岡監督は登板2試合連続敗戦投手で4敗目の中崎について「今日はしっかりやってくれると信じて出しましたけど。今の状態で投げても、という判断で」と2軍再調整を示唆した。今季イニング別では8回がワーストの24失点。勝ちパターンの再構築が急務だ。

○…広島森下暢仁投手は7回まで8安打3四球と苦しみながら、2失点にまとめた。4回に1死一、二塁から阿部に左前先制打を許すと、5回は1死満塁から犠飛で失点。それでも粘って後続を断ち、7回1死一、三塁も無失点で切り抜けた。敗戦に笑顔はなく「もっとリズム良く投げられたら。相手の思うように野球をやられていると思うので、そこをしっかり改善していけたら」と反省ばかりを並べた。

【ニッカン式スコア】30日の中日-広島戦詳細スコアー>