ソフトバンクは前カードでオリックスに3連勝。勢いに乗って、6日はロッテの“完全試合男”佐々木朗希投手(20)と今季初対戦する。

史上最年少の完全試合を達成した怪物右腕攻略について、藤本博史監督(58)は「普通にやるだけですね。いい投手ですし、そうは打てないと思いますけど、そこをなんとかね。攻略するためにはどうしたらいいかというのを、いろいろ考えながらやっていきます」と策を練る。

昨季1度だけ対戦したときは3点を奪い、6回途中で降板させてプロ初黒星をつけたが、今季は3月5日のオープン戦で5回2安打無得点に抑えられ、9三振を喫している。

ソフトバンク先発の千賀滉大投手(29)も19年にノーヒットノーランを達成した剛腕。エースがロッテ打線を抑えつつ、打撃陣がどれだけ佐々木朗を打てるか。

打線の中で期待される選手の1人が、3年目の柳町達外野手(25)だ。今季は故障離脱した栗原の代わりに1軍に昇格し、出場機会を増やしてきた。打撃が好調で5日にも2安打。規定打席不足ながら3割9分1厘の高打率をマークしている。

プロではオープン戦でも対戦経験がないが、19年8月に行われたU18W杯壮行試合(神宮)で、高校日本代表の佐々木朗と大学日本代表だった柳町が対戦している。慶大4年の柳町は、3番打者として1回2死無走者で相対し、6球目の152キロストレートに空振り三振に倒れている。

当時より、ともにスケールアップしたプロ初対決。柳町は「打てれば一番いいですけど、なんとか1個でも出塁したり、1球でも多く投げさせたり。チームの勝利に近づけるような1打席、1打席にしていきたい」と意気込む。好調なバットで怪物右腕攻略の先陣を切るか?

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧