昨季リーグ王者のオリックスが、コロナ禍でも奮闘している。46試合を終え、22勝24敗の3位。序盤は選手の離脱が相次いで戦力がそろわなかったが、20日からの首位楽天3連戦に3連勝し、借金を2まで減らして得意の交流戦に入る。

ここまで46試合で先発オーダーは45通り。駒がそろわない首脳陣の苦心ぶりがにじむ。20日に紅林が出場選手登録を抹消され、これで開幕1軍だった野手全16人が1度は登録を外れたことに。そのほとんどがコロナ感染の影響だった。中嶋監督は主力級が抜けても「全員が戦力なので」と言い続け、全員野球を貫いた。今後も固定観念にとらわれない臨機応変のオーダー、継投をみせそうだ。

昨季は借金4で迎えた交流戦で10年以来11年ぶりの優勝を飾り、そのまま25年ぶりにペナントレースを制した。今季も24日巨人戦からV字回復を狙いたい。【オリックス担当=真柴健】

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