巨人が「魔の日曜日」の暗雲を振り払えず、日曜日7連敗を喫した。

先発山崎伊が踏ん張れなかった。2回にレアードに同点2ラン。3回には1死から2連続死球と四球で満塁とし、自己最短の2回1/3で降板。1死満塁で後を受けた菊地は犠飛の1失点で踏ん張るも、3番手以降のリリーフが安定しなかった。

5回に登板した3番手戸田は、1回2被弾で2失点。5番手今村も、7回こそ無失点で終えるも、回またぎ後の8回に捕まり、1回2/3を3失点。2死一、二塁で6番手平内に託すも、マーティンにこの日2本塁打目となる3ランを浴びた。 負傷離脱から復帰した鍵谷は、9回に今季初登板も、先頭レアードに初球をバックスクリーンに運ばれ、計5被弾で10失点。連勝は3で止まった。

試合後の桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り

-先発の山崎伊が3回途中で降板

立ち上がりが課題だったので、ブルペンでも球数を多くしたり、打者を立たせて想定しながら投げたりして、うまく0点でいけたなという矢先に、2回に失点してしまったんですね。初回は球威もあってよかったんですけど、2回ちょっと球威もなくボールも高くなって、あれよあれよと2点とられて、死球もあって修正がきかずに終わってしまった感じですね。

-菊地は踏ん張った

彼本来の球威ではなかったんですが、うまく変化球を使いながら抑えたと思います。調子が良くない中、粘って投げてくれましたね。

-戸田、平内が本塁打を浴びた

先発が早い回で崩れるとこういう流れになってしまう。そこを踏ん張って、流れを止めないといけないのも中継ぎの仕事でもありますし。今日打たれたことに関しては本人たちもすごく反省していると思うし、何が行けないか、どうしなきゃいけないかも理解していると思う。今日の悔しい思いを次につなげてもらいたい。

-鍵谷は今季初登板

何歳になっても何年目になっても本人の開幕は特別な思い、緊張感があったと思う。初球を捉えられて本塁打というのは鍵谷自身も反省するところがたくさんあったと思う。ただスタートを切れたのはいいことだと思うしこれから調子を上げていってもらいたい。

-山崎伊が2回以降に崩れた原因はどう見ているか

油断とかすきはなかったと思うが、うまくリリースの時に力を伝えられなかったというところ。死球を2人当ててしまったのでその辺の精神的なバランスが崩れたところもあったと思う。そういったところもプロ野球に入ってきて、経験して強くなっていってもらいたい。

-6月にトミー・ジョン手術から2年。球の戻り具合は

まだまだ良くなってくると思いますし、今年よりも来年、来年よりも再来年というイメージで僕たちもやってますね。

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