西武栗山巧外野手(38)が、史上12人目となる「同一球場での通算1000安打」に王手をかけた。「6番指名打者」でスタメン出場。

1回2死三塁で迎えた第1打席に、カウント1-1から高めの146キロ直球を詰まらせながらも、右前への適時打とした。

これでベルーナドームで通算999安打。「詰まりましたが、いい所に落ちてくれました。追加点が取れてよかったです」。リードを3点に広げる貴重な適時打とともに、“隠れた大記録”にあと1本となった。

過去の「同一球場での通算1000安打」達成者には、後楽園球場の川上哲治、長嶋茂雄、王貞治。大阪球場の野村克也、広瀬叔功、門田博光。広島市民球場の衣笠祥雄、山本浩二。ナゴヤ球場の高木守道。西宮球場の福本豊ら、そうそうたる顔触れが並ぶ。