日本ハムの5年目右腕、田中瑛斗投手(22)が6回4安打1失点の好投で、プロ初先発初勝利を飾った。試合後の主な一問一答は以下の通り。

-初勝利

田中 良かったです。ほんと、それだけ。あまり何も考えないで投げようと思っていて、それが良かったのかもしれないです。

-ヒーローインタビューでも、いろいろな思いがあったと

田中 戦力外になったそれまでの過程とか、野球できなかった時期もあって。そういうヤツこそ、チャンスをもらった時こそ強いんだぞってところを見せたかった。みんなより苦しい思いをしている。それが何だって話だけど、僕は気持ちは誰にも負けないという気持ちはあった。良かったです。

-試合後の円陣では、何を話したか

田中 感謝の気持ちしかなかったです。あれだけ点取ってもらって。あれだけ良いプレーしてもらって。ほんと僕、気持ち良い感じで投げさせてもらって、ほんとありがとうございます、ということを伝えました。

-登板中は冷静に見えた

田中 落ち着け、落ち着けって。ファームの延長戦だという思いで投げていた。何も変えるとところはないぞって。あと(石川)亮さんのリードが良かったですね。組んだこと、何回もあって。僕の性格も分かっているし、引っ張ってもらった。

-初回のバント阻止。思い切って勝負をかけた

田中 僕の捕ったところの延長線上に亮さんがいて「サード!」って言っていたので、いくしかないと思って。

-登板前に清宮らとは、何かやりとりしていた?

田中 ずっと毎日のように。(清宮)幸太郎とジェイ(野村)は。『瑛斗さんの時のために取っておきますよ』(野村)とか。2人とも打ってくれたので。あの2人は心強いです。同い年、年も近い。チームも引っ張っててくれている2人なので。(野村は)後輩ですけど先輩みたいな感じで、いい意味で。良かったです。

-初回、3年ぶりに1軍マウンドに上がった時の気持ちは

田中 なんか、やっと来たな、と。ここ目指してやってきたんやから、伸び伸びいこうぜ、と言いながら。でも、最高でした。楽しかったです。

-2軍でなかなか勝てない時期も続いた中で、1軍では初先発初勝利

田中 ほんとっすね。不思議なもんですね。

-七夕。何か、願いごとは書いてた?

田中 しなかったです…そんなヒマなかったです(笑い)。ずっと頭の中、試合のこと考えてました。

-ウイニングボールは誰から受け取った?

田中 幸太郎から『おめでとう』って、受け取りました。

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