日本ハム石井一成内野手が、値千金の決勝アーチを架けた。

2-2の延長10回2死二塁。ソフトバンク津森の3球目、128キロ変化球を振り抜いた。右翼ホームランテラスに放り込む4号2ラン。熱戦に終止符を打つ快音に酔いしれるように、右拳を握り締めた。「何とか1点を取りたいと思って打席に入りました。あんなに飛ぶとは思わなかった。気持ちも乗って、スタンドまでいってくれた。めちゃくちゃうれしかったです」と喜んだ。

恒例となった勝利の円陣では輪の中心で、一本締めの音頭を取った。今季初の3安打、2打点の活躍で勝利に貢献した。新庄監督も「何がいいかって、ホームランを打つ前のファウル。あのスイングがあったから、あのホームランがある。他の選手もああいうキレイなスイングで、ちょっとだけ止まって打つっていうのをやってくれたら、さらにホームランは増える」と、たたえた。

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