エースが戻る。2日の予告先発が発表され、広島-DeNA戦(マツダスタジアム)に大瀬良大地投手(31)が先発する。1軍戦は8月12日巨人戦(東京ドーム)以来3週間ぶりだ。

大瀬良は7月1日巨人戦(東京ドーム)で今季7勝目を挙げたがそこから不調に陥った。8月12日巨人戦まで6戦勝ち星がなかった。その間3イニングでKOされる試合が3度あるなど、苦しんだ。そして、8月13日に出場選手登録を抹消された。

同日、佐々岡真司監督(55)は「早く帰ってきてほしいが、中途半端で帰ってくるよりも、しっかりと調整をして」と完全復調を期待し、右腕に2軍再調整を課した。

大瀬良は調整期間の3週間でウエスタン・リーグの登板はなし。降格時に佐々岡監督が「ピッチングをして調子が上がってくれば、そのまま(ウエスタン・リーグに登板せず復帰)というのもある」と話しており、本人や2軍投手コーチらが、練習から状態向上を感じ取ったとみられる。

チームは借金が今季最大タイの「8」だが、順位は巨人と並んで4位。1日の試合開始前でCS圏の3位阪神には3.5差。シーズンが残り20試合となる最終盤でエースが再合流。4年ぶりAクラスへ、ラストスパートをかける。

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