オリックスが、執念の継投で白星をつかんだ。

2番手で緊急登板した2年目右腕の宇田川優希が、2回2/3を無安打、5奪三振無失点の快投でプロ初勝利をつかんだ。「最初、長いイニングは投げないだろうなと思っていた」と話すが、「(首脳陣に)行くよ! って言われて。(打者)1人1人と考えて投げました」。中嶋監督は「本当に。緊急でしたけど、落ち着いていた。よく攻めてくれたし、ナイスピッチングでした」とたたえた。計8投手の継投で完封リレーは、80年の日本ハム以来、42年ぶり2度目の記録だった。

▼オリックスが8投手のリレーで完封勝ち。1試合の最多登板人数は10人だが、完封勝ちは8人が最多で、80年6月30日日本ハムが阪急戦で記録して以来、42年ぶり2度目。日本ハムは岡部、木田、成田、杉山、宇田、佐伯、村上、高橋直のリレーで、先発の岡部が2回、他の7人は1回ずつ投げて7-0で勝利。勝利投手は2番手の木田だった。

◆オリックス椋木蓮投手(22)が西武-オリックス25回戦(ベルーナ)に先発し、2回1死一塁で降板した。球団は右肘の違和感を訴えたため、大事を取っての降板と発表。降板後は右肘にアイシングを施すなどして、患部の状態を見極めた。椋木は8月28日西武戦(京セラドーム大阪)の先発登板を予定していたが、試合当日に右足首を捻挫し、登板を回避していた。