ロッテが井口資仁監督(47)の来季続投へ動いていることが22日までに分かった。

全日程終了後、正式受諾となれば来季は6年目のシーズンになる。2年連続2位で迎えた今季は長らく5位に低迷。「頂点を、つかむ。」とスローガンに掲げた中でレアード、マーティンの両助っ人の不調が結果的に最後まで響き、残り8試合で数字上は大逆転Vの可能性を残すものの、苦しいシーズンになった。中堅層が手薄な編成下で、若手打者たちの通年での活躍にもまだ早かった。

一方で球団は、2025年の常勝軍団化を目指すことをフロント中心に早くから明確に発信。4月に完全試合を達成し、すっかり球団の顔となった佐々木朗も、入団時に提示された5カ年育成計画の3年目に大きく開花した。長らく低迷した球団の組織強化構築へ、井口監督のぶれないリーダーシップはフロントからかねて高く評価されている。正式な話し合いはシーズン後となるものの、常勝軍団への礎が計画通りに24年末に固まる前提で考えれば、残り2年を井口監督に託す可能性も十分にある。