オリックス吉田正尚外野手(29)が初の「打点王」獲得に意欲を見せた。24日の敵地楽天戦で自己最多タイの1試合6打点をたたき出し、87打点で一気のトップに浮上。残り3試合でさらに上積みし、逃げ切り態勢を築く意気込みだ。

「本当に打点はチーム(の勝利)に直結してくるので。あとは、どのタイミングで打てるかどうか。(タイトルは)あまり意識してなかったんですけど、躍り出たので(笑い)」

球団の日本人野手で同タイトルを獲得すれば、95年のイチロー以来27年ぶり。伝え聞いた吉田正は「本当に、1番に越したことはない。最終的に1番になれたら。そこは神のみぞ知るって感じです」と不敵に笑った。

首位ソフトバンクが勝ったため、その差は0.5ゲームに広がった。逆転連覇には残り3試合を全勝し、ライバルにプレッシャーをかけたい。「しっかり良い場面で打てたら」。静かに闘志を燃やす選手会長が、相当頼もしい。【真柴健】

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