DeNA三浦大輔監督(48)が来季も続投することが3日、決まった。

ヤクルト戦後、都内のホテルで南場オーナーと会談。続投要請を受け、受諾した。契約更新ではDeNA初の複数年を提示され、三浦監督は「リーグ優勝できなかった悔しさもあるし、やり残したことがある。続きをさせていただけるありがたい気持ちと責任の重さを感じてます」と決意を示した。

就任2年目の今季は「横浜反撃」を掲げ、「新番長野球」を構築した。投手陣には80%以上の確率で投手有利のカウントを作ることを指令。野手陣にはチーム打撃などを徹底した。新型コロナ感染による大量離脱、宮崎、オースティンらの故障離脱で、首位と最大17・5差まで離されながら一時は4差まで迫り、生え抜き監督では球団初のAクラスとなる2位に入った。

選手起用では、主力と若手を融合させた。野手では2年目の牧を4番に固定。一時は3年目の蝦名を1番に抜てきした。投手では3年目の伊勢がセットアッパーでフル回転。2年目の入江の中継ぎへの配置転換もはまった。主力では再び山崎に守護神を託し、強固な勝利の方程式を形成するなど、「番長流」のマネジメント力も発揮した。

南場オーナーは「強くなったなと。去年の最下位から非常に大きな前進ができ、結果を評価した」と説明した。来季以降のさらなるチームの強化に取り組むとともに、8日から開幕する阪神とのCSファーストステージから勝ち上がって、日本一への新たな目標に向かっていく。【久保賢吾】

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