泉よ、藤井よ、泣くな。ソフトバンク斎藤学投手コーチ(59)が、優勝マジック1で迎えたシーズン最後の2戦で、敗戦投手となり号泣した両右腕に、ポストシーズンでの逆襲を期待した。

1日西武戦では、藤井皓哉投手(26)が延長11回に山川にサヨナラ2ランを被弾。2日ロッテ戦では2点リードの6回に、泉圭輔投手(25)が山口に逆転3ランを浴びていた。両者とも、試合後には泣き崩れ仲間に支えられて歩くのがやっとだった。

斎藤コーチは「ああなってしまえば後悔ではなくて、反省してもらって、前に進むためのひとつの糧かなと思うんですけど。それを生かすも殺すも本人たちの考えだったり、思いかなと思います」と、2人に前を向くことを求めた。そこがクリアできれば、ポストシーズンでも「ぼくはあまり気にしないですね」と、変わらず重要な場面で起用していく方針だ。

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