今CS初スタメンの阪神島田海吏外野手(26)が、2安打1打点で起用に応えた。9月7日のヤクルト戦以来、約1カ月ぶりに「2番右翼」で出場し、初回に先発小川から左前打で出塁。6回2死三塁では「まずは1点という場面だったので必死に食らいついた」と中前にポトリと落とす適時打で、唯一の得点をたたき出した。対小川はレギュラーシーズンで5打数2安打。相性通りの快音を響かせ「何とかしてやろうという気持ちしかなかったので、良い形になって良かった」とうなずいた。

1番中野、2番島田、3番近本の「スーパーカートリオ」は、今季6月以降のチームの逆襲をけん引した打順だ。3回の長岡の右飛をダイビングキャッチするなど、守備でも躍動した背番号53は「勝てなかったのがやっぱり悔しい。次のチャンスでも生かせるようにやっていきたい」と2戦目以降の出番に備える。【中野椋】

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