来季4年目の阪神及川雅貴投手(21)が14日、高知県内のチーム宿舎で契約交渉に臨み、減額制限(1億円以下は25%)いっぱいの500万円減の1500万円で更改した。

2年目の21年には中継ぎとして39試合に登板し、10ホールドを挙げるなどブレーク。しかし今季は故障などの影響もあり、わずか1試合の登板にとどまっていた。「(春の)キャンプ前から自分的にいい調整できてた中で、キャンプが終わってオープン戦でけがしてしまって、悔しかったですし、すごいもったいないことしたなと。改めてもう少しやれてたんじゃないかなっていろんな部分で思い返すことが多くて悔しいシーズンでした」と悔やんだ。

参加中の高知・安芸での秋季キャンプでは、これまでの2段モーションから1段モーションの新フォームに挑戦中。軸足の使い方の修正に取り組むなど、試行錯誤を続けている。「まだどうなるか分からないですけど、今は根本的な原因を見つけているところなので、このオフでしっかり見つけていけたらと思ってます」と話した。

来季に向けては「自分は先発でやっていきたいと思っているので、昨シーズンと同じで2桁勝利は1つの目標としてやっていきたいと思っています」と決意をにじませた。(金額は推定)【関連記事】阪神ニュース一覧