DeNAから国内フリーエージェント(FA)権を行使した嶺井博希捕手(31)が、ソフトバンク入りを決断した。17日に宣言残留を認めてくれたDeNAにソフトバンクに移籍する旨を伝えたとみられる。

ソフトバンクからは4年総額3億円超の大型契約を提示。DeNAからも複数年契約を提示されたが、リーグも異なるソフトバンクで野球人として、新たな経験をしたい思いとともに、沖縄尚学、亜大の1学年先輩でもある東浜の存在も大きかったとみられる。

今季は自己最多の93試合に出場。勝負強い打撃とリード面の評価が高く、DeNA側も懸命な引き留めに動き、心を揺さぶった。秋季トレーニングが休養日だった14日には三浦大輔監督(48)が直接対面し、思いを伝えた。

嶺井自身も、9年間在籍したDeNAへの愛着、感謝の思いは強く持ちながらも、野球人生を懸け、新たな地で挑戦することを選択した。