現役ドラフトでDeNAから中日への移籍が決まった細川成也外野手(24)が16日、名古屋市内の中日球団事務所で入団会見に臨んだ。「新たな挑戦、新たなスタートだと思っている。長打力が魅力だと思っているのでしっかり結果を出してアピールしたい」と意気込みを語った。背番号は「0」に決まった。

縁がある。入団1年目の17年10月。高卒新人初となる2試合連続本塁打を放ったのが中日戦。プロ初打席でアーチをかけた投手は同じ現役ドラフトでDeNAに指名された笠原だった。「その部分はびっくりしました。縁があるのかな、と思った」と現役ドラフト当日を振り返り、中日の指名を聞いた瞬間から「チャンスだと思った」と気持ちは前を向いていたことを明かした。

「どの球場でもホームランを打てる自信はある。(バンテリンドームでも)たくさん打ちたい。それくらいの気持ちでやっていきたい。スタメンで出るのが一番だと思っているので、レギュラーを勝ち取ってドラゴンズの戦力になれるように頑張りたい」。DeNAでの6年間は通算41安打、6本塁打に終わった。人生2度目のドラフトを開花のきっかけとすることを誓った。

◆細川成也(ほそかわ・せいや)1998年(平10)8月4日生まれ、神奈川県出身。明秀学園日立(茨城)から16年ドラフト5位でDeNA入団。17年10月3、4日中日戦で高卒デビュー2試合連続本塁打。同年日本シリーズで初打席初安打。20年2軍で本塁打王、打点王、最高出塁率。179センチ、93キロ。右投げ右打ち。