巨人ドラフト4位の創価大・門脇誠内野手(21)が18日、都内の母校・創価高グラウンドで知的障がいのある球児を全国各地から集めて行われた「甲子園夢プロジェクト」の練習会に参加した。

知的障がいの球児らとともに白球を追いかけ「本当に1球に対して無我夢中で追いかける。野球をやることが当たり前の環境にいるとどうしても1球に対しての思いも軽くなるなと感じていたので本当に刺激になった。もう1回初心に帰って1球を大切にしたいと感じました」と語った。

1月の入寮に向け、すでに本格的な体づくりに着手している。巨人が先月の秋季キャンプで行った早朝練習を、自身も行っている。朝5時に起床、朝食後の5時30分から6時までストレッチを行い、その後、7時30分ぐらいまで連続ティー打撃などでバットを振り込む。1日で1000~1500スイングだという。

巨人は春季キャンプでも同様に早朝練習を実施する予定で「入団してから『普段通り』と思えるようになりたかったので、わざと同じメニューでやってます」。そのためにも「手のマメをつくって1度つぶしておきたい」とクリスマスも返上でバットを振り続ける。

大学1年の春からレギュラーをつかみ、4年間全イニングに出場した鉄人。目指す選手像も「何十年も出続けられる選手」と言い切る。

前日、原監督が期待する選手として門脇の名を挙げた。「ドラフトが決まった瞬間から(勝負は)始まっていると思っていた。いざキャンプに行って特別なことをやるわけではない。まずは(大学)4年間戦い抜いた体というのを評価していただいているので、ケガをしたら何の意味もないので、負けずにキャンプからアピールしていけたらと思います」と意気込んだ。【三須一紀】

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