ロッテの岩下大輝投手(26)が14日、静岡県内で実施している益田直也投手(33)らとの合同自主トレを公開した。午前は体幹や持久力強化のトレーニングを行い、午後はキャッチボールやノック後、ブルペンへ。捕手には右打者の内側に立って構えてもらい、力強いボールを投げ込んだ。「僕は右(打者)のインコース、左のアウトコースの強さは一番良い球だと思っていて、得意な球から始めようと」と意図を説明。この日で2度目のブルペン入りだが、2月1日のキャンプインに向けては「初日からいける準備をしていかないといけない」と態勢を整えていく。

投手コーチ時代から「話しやすい」と慕う吉井理人監督(57)には、すでに先発起用を直訴している。「先発で心残りなことがあるので『やらせてください』と言いました」。昨季は3月に受けた右肘手術の影響で出遅れ、救援での14試合登板のみ。21年は先発ローテ入りして前半で8勝したにもかかわらず、後半0勝の悔しさも味わった。「オールスター期間の使い方をもっとうまく出来たのかなとか、後半アタマで2、3回で降板したことが続いたり…。結果は後からついてくると思うのですが、ローテに割って入れるように準備していく」。先発ローテを1年間守り、自身初の2ケタ勝利でチームの優勝に貢献する強い決意表明だった。【鎌田直秀】

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