日本ハム伏見寅威捕手(32)が新天地で“第2の宮城”を生み出す。

15日、沖縄・恩納村で行っている自主トレを公開。古巣ではオリックス宮城の女房役を務め、ブレークの原動力になった。その経験を新天地でも生かす。左投手との相性が良く、気になる投手に左腕の根本悠楓投手(19)を挙げる。バッテリーを組む投手は全員2桁勝利に導くとも宣言しており、根本の勝ち星大幅増にも一役買いたい考えだ。

伏見は沖縄での自主トレの練習後、日本ハムのピッチャーの動画を見て、リードのイメージを膨らませている。中でも興味をそそったのは根本で「若くてすごくいい球を投げる印象がある」と評価。「引き出しを増やして、2桁勝たせる」と意欲を見せた。

若手左腕を覚醒させてきた実績は十分だ。オリックス宮城は21年に13勝、22年に11勝を挙げ、リーグ連覇や日本一に貢献した。「左投手と組むことが多い。そこも評価してもらっている」と自信を見せる。「僕と組むピッチャーはみんな2桁勝たせたい」とも話し、勝ち星量産を目指す。新天地で“トライ”する今季、若手左腕の覚醒という業績で、正捕手の座を確立させる。【石井翔太】

○…石井が長打を打てる二遊間として今季に挑む。15日に沖縄・恩納村で行っている自主トレを公開。長打力を上げるために例年より重さを増やしたウエートトレーニングに励む。「二遊間を守りながら長打を打てれば強いと思う。そこを目指したい」と意気込む。二遊間でも狙うは二塁手の定位置化。「セカンドをやりたい気持ちはある。レギュラーを狙う」と語った。

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