千葉県大学野球リーグ1部の中央学院大は31日、千葉・我孫子市内の同大グラウンドで全体練習を行い、下山昂大内野手(3年=八戸学院光星)が「リーグ優勝、プロ行き」を目標に掲げた。

八戸学院光星時代は2年春から3季連続で甲子園に出場。3年夏には、甲子園で令和初アーチとなる初打席満塁弾を放ち、注目を浴びた。大学入学後、21年の神宮大会では「6番三塁」として全3試合にスタメン出場し、初優勝に貢献した。

神宮大会覇者として挑んだ昨シーズン。チームは春、秋ともにリーグ2位に終わった。「優勝してプレッシャーを感じるようになってしまった。思うようにいかなかった」と振り返った。

昨年12月には大学日本代表候補合宿に参加し「スイングの速さ、ミートの確率が劣っていることがわかった」と刺激を受けた。この冬からは気持ちを新たに「コンパクトに強く振れるように」とフォームを改善中だ。

新チームからはキャプテンに就任し「自分が凡退した時とかでも態度に出さないように。みんなのプラスになる発言や態度をしたい」と背中でチームを引っ張る。

個人の目標としては「プロに行きたい」と明言。「まずは春。打点を稼いで、リーグ戦優勝して日本一になりたい」と勝負の1年の飛躍を誓った。【星夏穂】