西武外崎修汰内野手(30)が頼もしく若手遊撃手たちを引っ張る。

宮崎・南郷キャンプは16日から第3クールに入る。不動の遊撃手の源田壮亮内野手(30)はWBC日本代表の日程に入り、チームを一時的に離れた。開幕間際まで、遊撃のポジションには若手が入ることになる。

外崎はこの期間を大事なものと捉えている。

「やっぱり長いシーズンでケガをしたり、まぁ、しないのが1番ですけど、そういう時も出てくるかもしれないんで。その時にゲン(源田)がいなかったら負けちゃうチームっていうのは、ちょっと寂しいと思うので」

源田の不在にかかわらず、若手内野手の底上げは課題の1つだ。A班キャンプではドラフト6位の児玉亮涼内野手(24=大阪ガス)や山村崇嘉内野手(20)、川野涼多内野手(21)らがアピールを続けている。昨季は源田離脱時、滝沢夏央内野手(19)ともコンビを組んだ。

副キャプテンでもある外崎は2月から3月にかけ、彼らと二遊間を組む。

「やっぱり人それぞれっていうか、守ってる感性とかも違いますし、守備位置だったりいろんなものも変わってくるので。そこは彼らに合わせるのもこっちの器量っていうか、僕のプレーに合わせさせるってのも違うと思うので」

“外崎流”に合わせさせるのではなく、自分から合わせに行く。このキャンプでも若手たちの動きをしっかり見た。ルーキー児玉についても「機敏でフットワーク軽いなって。ボールへの入り方とかもすごくいい」と感じているという。

「僕もいろいろ経験してきてる部分を、気付いたことがあったらどんどんコミュニケーションとってやっていきたい」

外崎は山川、源田とともに、松井稼頭央監督(47)から「レギュラー」と明言されている。期待の高さゆえ、求められる役割は多岐にわたる。【金子真仁】

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