巨人原辰徳監督(64)が外国人による外国人のジャッジメントを託した。2軍調整中のウォーカーの処遇を、今季から編成本部長付特別補佐兼打撃コーディネーターに就任したウィーラー氏に委ねる。7日の春季教育リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)の視察に向かわせる予定で「ウィーラーがどういう目で(ウォーカーを見るか)。その報告を聞いて次の日からを考えようと」と説明した。

異国に身を置く助っ人勢の相談役を担う“元助っ人”の存在を大いに生かす。文化の違いや野球観に戸惑い、ときには孤独を感じることもあるだろう。ウィーラー氏には兄貴分としての役割を期待しており「(ウィーラーが)『俺が決めていいのか?』って言うから『そうだ』って。『我々にはないアメリカンズとしての目線があるだろう』と。アメリカンズ同士で」と信頼を寄せる。

ウォーカー氏はキャンプ終盤の2月28日に2軍降格を通達され帰京。キャンプでは紅白戦を含む実戦で11打数1安打だった。ウィーラー氏の方向次第では、即1軍合流の可能性もある。31日の開幕に向け、戦力を固める中で助っ人勢の状態もカギとなる。【為田聡史】

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